Okinawan Identity

国際シンポジウム報告書
『沖縄のアイデンティティ』
(2005年3月31日発行)

■開催日:2004年3月9日(火)~3月12日(金)
■主 催:法政大学国際日本学研究所

第1日目 −3月9日(火)
 開会挨拶
シンポジウム趣旨説明
◆基調講演 沖縄のアイデンティティを考える/ヨーゼフ・クライナー
◆報告 歴史1 「鎖国」以前のルソン交流史を探る/真栄平房昭
◆報告 歴史2 沖縄アイデンティティの歴史的変動とその事情/グレゴリー・スミッツ
◆報告 歴史3 琉球・沖縄のアイデンティテイ/ローザ・カーロリ
◆報告 文化史 儒教文化と海洋文化-琉球・沖縄の文化交錯/濱下武志
第2日目−3月10日(水)
◆報告 言語1 沖縄語を言語として扱う最近の試み−沖縄語表記法の創造を中心に−/レオン・A・セラフィム
◆報告 言語2 「危機言語」としての琉球語/大西正幸
◆報告 言語3 言語取り替えのイデオロギーと沖縄アイデンティティ/パトリック・ハインリッヒ
◆報告 文学1 位牌と遺骨−二つの「出郷作品」をめぐって/中程昌徳
◆報告 文学2 外国で読まれる「沖縄文学」とアイデンティティの諸問題/マイケル・モラスキー
◆報告 音楽1 芸能と沖縄の文化的アイデンティティの形成−音楽を中心に/ロビン・トンプソン
◆報告 音楽2 沖縄の音楽におけるアイデンティティの現状/金城厚
第3日目−3月11日(木)
◆報告 思想史/民族学1 日本民族学における沖縄研究の役割と沖縄アイデンティティとの関連についての一考察/ヨーゼフ・クライナー
◆報告 思想史/民族学2 琉球列島民俗文化への新しい視点−「列島の異文化」−/比嘉政夫
◆報告 思想史/民族学3 伊波普猷の思想的意義−「沖縄学」を考える/住谷一彦
◆報告 先史学 沖縄の歴史的・文化的現象を生んだ人々のアイデンティティ(「現代沖縄人」の起源)/高宮広士
◆報告 経済  沖縄ミニマム論から沖縄マキシム論へ/清成忠男
第4日目−3月12日(金)
◆報告 戦後処理1 「沖縄問題」の構造/我部正明
◆報告 戦後処理2 政策論争とアイデンティティ:沖縄の1990年代後半/ガブリエレ・フォーグト
◆報告 戦後処理3 ピープルのアイデンティティと自己決定〔自決〕:沖縄への適用/コージ・タイラ
◆報告 博物館/美術 琉球文化と博物館/佐々木利和
総括討論