戦略的基盤形成支援事業「国際日本学の方法に基づく<日本意識>の再検討-<日本意識>の過去・現在・未来-」
文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「国際日本学の方法に基づく<日本意識>の再検討-<日本意識>の過去・現在・未来」
平成22年度~平成26年度(2010年度~2014年度) 研究代表者:安孫子信
「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」は、大学の経営戦略や研究戦略に基づき、各大学が特色を生かした研究を実施するため、その研究基盤の形成を支援する事業であるとともに、わが国の科学技術の発展に資するものである。
本プロジェクト「国際日本学の方法に基づく<日本意識>の再検討-<日本意識>の過去・現在・未来」は、平成22年度に「文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択された。
1.研究組織について
*所属等は2015年3月時点のもの
| アプローチ① | アプローチリーダー:小林ふみ子(法政大学文学部教授) | |
| 田中優子(法政大学社会学部教授/法政大学総長) 坂本 勝(法政大学文学部教授) 小口雅史(法政大学文学部教授/国際日本学研究所長) 小秋元段(法政大学文学部教授) 竹内晶子(法政大学国際文化学部教授) |
横山泰子(法政大学理工学部教授) 川村 湊(法政大学国際文化学部教授) 吉田真樹(静岡県立大学国際関係学部講師) 鈴村裕輔(法政大学社会学部兼任講師) 根津朝彦(立命館大学産業社会学部准教授) |
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| アプローチ② | アプローチリーダー:ヨーゼフ・クライナー(法政大学国際日本学研究所客員所員,ボン大学名誉教授) | |
| 山本真鳥(法政大学経済学部教授) 曽 士才(法政大学国際文化学部教授) 福田アジオ(神奈川大学外国語学部教授) 鶴見太郎(早稲田大学文学学術院教授) |
伊藤亜人(早稲田大学アジア研究機構上級研究員) 川田順造(神奈川大学特別招聘教授) 桑山敬己(北海道大学大学院文学研究科教授) |
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| アプローチ③ | アプローチリーダー:王敏(法政大学国際日本学研究所教授) | |
| 高柳俊男(法政大学国際文化学部教授) 山田 泉(法政大学キャリアデザイン学部教授) 福田敏彦(法政大学国際日本学研究所客員所員) 菱田雅晴(法政大学法学部教授) |
王秀文(大連民族学院国際言語文化研究センター所長) 李薇(中国社会科学院日本研究所教授) |
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| アプローチ④ | アプローチリーダー:安孫子信(法政大学文学部教授) | |
| 星野 勉(法政大学文学部教授) 相良匡俊(法政大学名誉教授) |
島田信吾(デュッセルドルフ大学東アジア研究所教授) ジョセフ・キブルツ(フランス国立科学研究センター教授) |
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| 電子図書館担当 | 責任者:小口雅史(法政大学文学部教授/国際日本学研究所長) ※各アプローチリーダーからなる組織体として「電子図書館担当」部門を併設 |
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2.研究プロジェクトの概要について
(1)プロジェクト全体の概要
当研究所は2002年の設立以来、日本諸学を国際的・学際的に開く試みを通じて、国際日本学の確立に努めてきた。その成果をもとに、今回は、国際ということでは、ヨーロッパの研究者たち、そして東アジア、とくに中国の研究者たちとの連携が模索された。すなわち、日・欧・亜という、民族学でいう「三角測量」(本プロジェクト参加の川田順造氏提唱)の援用を新しい試みとして行った。他方で、学際ということでは、サブ・テーマごとに異なる学問方法論に立脚する4つのアプローチを立て、それらの協働を試みた。
アプローチ①「<日本意識>の変遷-古代から近世へ」、アプローチ②「近代の<日本意識>の成立-日本民俗学・民族学の問題」、アプローチ③「<日本意識>の現在-東アジアから」、アプローチ④「<日本意識>の三角測量-未来へ」 の4つの研究アプローチに分かれている。また、研究データベース作成、及び成果発表のための電子図書館システムの構築を目的とするチームがこれら研究を支えることになり、体制としては5つの研究チームが推進している。
(2)アプローチ別プロジェクトの概要
アプローチ①「<日本意識>の変遷-古代から近世へ」
<日本意識>の過去のあり方の検証を、サブ・テーマ「<日本意識>の変遷―古代から近世へ」の下で、学問方法としては主に文学・史学に立脚して担った。
アプローチ②「近代の<日本意識>の成立-日本民俗学・民族学の問題」
<日本意識>の近代のあり方の検証を、サブ・テーマ「近代の<日本意識>の成立―日本民俗学・民族学の問題」の下で、学問方法論としては主に民俗学・民族学に立脚して担った。
アプローチ③「<日本意識>の現在-東アジアから」
<日本意識>の現在のあり方の検証を、歴史的にも今日的にも日本にとって重要な中国さらに東アジア全体をフィールドとし、サブ・テーマ「<日本意識>の現在―東アジアから」の下で、学問方法論としては主に異文化コミュニケーション学・アジア学に立脚して担った。
アプローチ④「<日本意識>の三角測量-未来へ」
サブ・テーマ「<日本意識>の三角測量―未来へ」の下、<日本意識>の未来のあり方への展望を、学問方法論としては哲学・社会学といったそれ自身メタ・サイエンスである諸学に立脚して担った。
「電子図書館担当」部門
上記4アプローチの情報処理面でのインフラ整備を担う「電子図書館システムの構築」部門も研究に不可欠なものとして別途設置した。
3.研究成果の概要について
◆おもなシンポジウム・研究会等の開催報告
・2010年度
・2011年度
・2012年度
・2013年度
・2014年度
◆総括シンポジウム 国際日本学シンポジウム『<日本意識>の過去・現在・未来』(2014年7月26日)
4アプローチの4年間の研究の総括シンポジウムと位置づくものであり、「儒教・儒学」、「漢字」、「米・稲作」をそれぞれテーマとする3つのパネルで、アプローチ①~③の提題者が発表を行いまとめの討議を行った。
◆アルザス・シンポジウム
アプローチ①~③の研究を束ねる役割を果たすアプローチ④の研究活動の軸として、各年度の後半に、共同研究機関であるフランス・アルザス欧州日本学研究所(CEEJA)でシンポジウムを行った。
2010年: 「日本のアイデンティティ-形成と反響」(2010年10月31日~11月2日)
2011年: 「日本のアイデンティティを<象徴>するもの」(2011年11月4日~6日)
2012年: 「国家アイデンティティと宗教」(2012年11月2日~4日)
2013年: 「日本アイデンティティとアジア」(2013年11月1日~3日)
2014年: 「<日本意識>の未来—グローバリゼーションと<日本意識>」(2014年10月30日~ 11月1日)
◆おもな刊行物(叢書・書籍等)
| アプローチ① | ・『日本人は日本をどうみてきたか-江戸から見る自意識の変遷』 *笠間書院(2015年3月) |
| アプローチ② | ・『近代<日本意識>の成立-民俗学・民族学の貢献』 *東京堂出版(2012年3月) ・『日本民族学の戦前と戦後-岡正雄と日本民族学の草分け』 *東京堂出版(2013年3月) ・『日本とは何か-日本民族学の20世紀』 *東京堂出版(2014年3月) |
| アプローチ③ | ・叢書15『地域発展のための日本研究―中国、東アジアにおける人文交流を中心に―』 ・叢書18『相互探究としての国際日本学研究―日中韓文化関係の諸相―』 ・叢書19『 日本意識の根底を探る 日本留学と東アジア的「知」の大循環』 ・叢書23『百年後の検証・中国人の日本留学およびその日本観—法政大学清国留学生法政速成科などの事例を中心に』 |
| アプローチ④ | ・叢書16『日本のアイデンティティ―形成と反響―』 *2010年アルザス・シンポジウム報告 ・叢書17『日本のアイデンティティを<象徴>するもの』 *2011年アルザス・シンポジウム報告 ・叢書20『国家アイデンティティと宗教』 *2012年アルザス・シンポジウム報告 ・叢書21『日本のアイデンティティとアジア』 *2013年アルザス・シンポジウム報告 ・叢書24『<日本意識>の未来—グローバリゼーションと<日本意識>』 *2014年アルザス・シンポジウム報告・叢書22『受容と抵抗―西洋科学の生命観と日本』 *国際シンポジウム(2014年6月12日)報告 ▶シンポジウム開催報告はこちら |
◆「電子図書館」の構築:法政大学国際日本学研究所データベースはこちらから

