<意>の文化と<情>の文化−中国における日本研究−

<意>の文化と<情>の文化−中国における日本研究−
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本書は、本COE拠点事業推進担当者、国際日本学研究センター教授の王敏の編著により刊行されたものであり、以下の内容を収録している。
序 樺山 紘一
はじめに
1.トレンディドラマと村上ワールド
 プチブル気分と日本のテレビドラマ/呉 咏梅
 ひろがる「村上春樹現象」/林 少華
2.ブックロードを尋ねて
 清の視察官、日本に書を訪ねる/呂 順長
 敦煌文学と『万葉集』/王 暁平
 『日本国志』の出典を探る/王 宝平
3.和物の起源を求めて
日本扇の起源と中国における伝播「和物」の誕生と草庵茶道の形成/滕 軍
4.中国人の日本観をみる
 ◆「意」の文化と「情」の文化/崔 世廣
 ◆『黄報』が見た日本/袁 志英
 ◆儒家の文化戦略と中国人の日本観の深層/尚 会鵬
5.政治と宗教をめぐって
  神道と靖国神社/劉 毅
 日本における新国家主義の発展/王 珊、孫 政
 中国共産党の対日政策の変容/林 暁光
 中国共産党の対日政策の変容/林 暁光
6.日本語の面白さ、難しさ
 コーパス言語学から見た日本語研究/徐 一平
7.日本文化研究の新展開
 日本研究の改革開放への長い道/王 敏
おわりに
解説 足立原 貫