21世紀COEプログラムとは

「COE」とは、「Center of Excellence(卓越した研究拠点)」の略語である。当初は「国公私立トップ30構想」と呼ばれ、2002(平成14)年度から文部科学省によって「大学の構造改革」政策の一環として打ち出された。その目的は「第三者評価に基づく競争原理により競争的環境を一層醸成し、我が国の大学に世界最高水準の研究教育拠点を形成し、研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を図るため、重点的な支援を行い、もって国際競争力のある個性輝く大学づくりを推進すること」である。

研究分野は人文・社会科学から自然科学までの10分野からなる。大学院博士課程専攻を対象に、各10〜30件を目安に選定し、毎年1〜5億円程度を5年間程度補助するものである。2年経過後に中間評価、期間終了後に事後評価が予定されている。

選定(審査・評価)には、日本学術振興会のうちに設けられた「21紀COEプログラム委員会」があたる。2002(平成14)年度は5分野を対象とし、国公私立163大学から464件の研究申請があったが、そのうち、50大学、113件(私立大学は15大学25件)が採択された。本学は、人文科学分野から『日本発信の国際日本学の構築』が採択された。

今回「21世紀COEプログラム」に採択された法政大学の『日本発信の国際日本学の構築』は、「異文化研究としての日本学」「日本文化の国際性」をテーマに掲げ、本学を中心とする国内外の著名な研究者がその事業推進にあたる。今回の採択により、法政大学が「国際日本学」における世界最高水準の研究教育拠点となることが期待されている。

分野 拠点となる専攻 プログラム名称 拠点リーダー
国際日本学
インスティテュート
大学院国際日本学
インスティテュート
日本発信の国際日本学の構築 星野 勉
(文学部教授)