【募集中】第6回アルザス・新世代ワークショップ「現代日本のトランスナショナルな変容」報告者公募について(2023年9月15日締切)2023/07/19

(※2023年9月15日にて応募を締め切りました)

報告募集要項

第6回アルザス・新世代ワークショップ
現代日本のトランスナショナルな変容
Transnational Change in Contemporary Japan

▶募集要項のPDF版はこちらから 【日本語版】/【英語版

■開催:2023年11月17日(金)〜19日(日)
■会場:アルザス欧州日本学研究所(フランス)

■主催:
法政大学国際日本学研究所(HIJAS)
アルザス欧州日本学研究所(CEEJA)
「国際日本研究」コンソーシアム(CGJS)

報告者には、CEEJA(仏・コルマール市)への交通費・滞在費等が支給されます。


■概要

現代の日本において様々なかたちでトランスナショナルな変容が生じている。第二次大戦後、日本は戦中の「孤立」から脱却し、徐々に「国際社会」への復帰を果たした。その後、国境を越える移動と相互行為は飛躍的に加速し、特に21世紀に入ってからその機会は更に拡大している。むろん、その姿は、欧州諸国やその他の国々とは様々に異なるものの、日本も独自の仕方で「トランスナショナルな変容」を遂げていると言えるだろう。これまで2回のワークショップでは「日本のトランスナショナリズム(Japanese Transnationalism)」を主要なテーマに掲げてきたが、今年度はそれを引き継ぎつつ、特に戦後から現在にかけてトランスナショナルな意識や実践がもたらした日本社会や文化の変化・変容に着目したい。それらは一方で、日本の社会・政治がどのようにトランスナショナルな変化を経験してきたのか(また、しているのか)、その過程、現状についての分析であり、また、他方で、トランスナショナリズムがいかに現代の「日本文化」を変容させているのかを扱った研究である。こうした視点から日本を人文社会科学の各領域(社会学、政治学、歴史学、コミュニケーション学、人類学、教育学、哲学、文学、メディア・スタディーズ、フィルム・スタディーズ等々)から広く募集する。そして三日間にわたるワークショップでの報告・講演、そしてディスカッションを通じて、現代日本のトランスナショナリズムのあり方を捉え、より動的(mobile and fluid)で多様(diverse)な新たな日本像を探っていく。

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参考:発表テーマの例
● 現代日本社会のトランスナショナリズムの発展と展開
– 戦後から現代にかけての国境を越えた移動
– 移民、ハーフ、帰国者たち
– トランスナショナリズムの制限や管理(市民権、国境管理など)
– 国境を越える市民社会
– トランスナショナルな変容へのナショナル(またはナショナリズム的)な反応

● 現代日本文化のトランスナショナルな表現や実践
– 言語と現代日本のトランスナショナリズム
– トランスナショナル文学/移民文学
– トランスナショナルな日本思想
– メディアや映画におけるトランスナショナルな実践や表象
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基調講演
チェリー・オケ氏(パリ・ナンテール大学)
“Erotic without Borders: The Mishima Mystery ―Dionysian Trance and Transnationality”
セザール・カステルビ氏 (パリ・シテ大学)
“What the Digitalization of the Public Sphere is Doing to Transnationalism: A Look at the Japanese Case”

ワークショップ形式
報告者:10名程度(日本からは若干名)
報告時間:各40分(報告20分+質疑応答20分)
言語:英語、日本語、フランス語による報告・コメント(通訳なし)
コメンテーター:安孫子信(法政大学)、星野勉(法政大学)、黒田昭信(ストラスブール大学/フランス)、桑山敬己(関西学院大学)、ジョセフ・キブルツ(CNRS-CRCAO /フランス)、レギーネ・マチアス(CEEJA /フランス)、小口雅史(法政大学)、エーリヒ・パウエル(CEEJA /フランス)、サンドラ・シャール(ストラスブール大学/フランス)、鈴村裕輔(名城大学)、髙橋希実(ストラスブール大学/フランス)、髙田圭(法政大学)、坪井秀人(早稲田大学)、横山泰子(法政大学)

◆ 応募資格と応募方法
応募資格:若手研究者を主な対象とする(大学院博士後期課程、博士研究員、博士号または単位取得満期退学後間もない者、など)
採択者については現地参加のための下記助成をおこなう
– CEEJAへの往復の旅費の支給 (航空券は当方指定の運賃にて指定代理店より支給)
– ワークショップ期間中の宿泊費および食費の支給
● 応募方法:下記の応募書類一式を法政大学国際日本学研究所事務室宛(hijas-ws@ml.hosei.ac.jp)に送付
– 報告タイトル(英語と日本語)及び報告要旨(英語300ワードまで、または日本語800字まで)
– 経歴書(研究・教育歴、研究業績等)書式は問わない

◆応募締め切り: 2023年9月15日(金)

 

■本件に関するお問合せ先
法政大学国際日本学研究所事務室
E-mail: hijas-ws@ml.hosei.ac.jp
Tel: 03-3264-9682
(*8/11~8/20は事務室の夏期休業期間のため電話の受信ができません)

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◆過去のワークショップ情報
2022:「日本のトランスナショナリズムと帝国
2021:「日本研究とトランスナショナリズム

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