所長ご挨拶

「所長就任にあたって」

2020年4月

横山泰子所長

本研究所は、文部科学省21世紀COEプログラムに「日本発信の国際日本学の構築」、文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業(学術フロンティア部門)に「国際日本学の総合的研究」が、同時採択された2002年に設立されました。同プログラムが終了した2007年からは、学術研究高度化推進事業に採択された『異文化研究としての「日本学」』プログラムによって研究活動を推進、2010年度から文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業『国際日本学の方法に基づく<日本意識>の再検討―<日本意識>の過去・現在・未来』(研究期間5年)に採択されたことにより2015年3月31日まで継続しました。

以上の研究プロジェクトに加え、2010年度文部科学省「国際共同に基づく日本研究推進事業」に本研究所の研究課題『欧州の博物館等保管の日本仏教美術資料の悉皆調査とそれによる日本及び日本観の研究』(研究期間3年)が採択されました。日本仏教美術関係資料(仏像、仏画、法具、お札など)を所蔵する欧州の博物館、美術館を対象としてENJAC(European Network of Japanese Art Collections)ならびにチューリッヒ大学東アジア研究所日本学部門との連携の下で、それら資料の総合的な調査と分析とを行い、データを広く公開しています。2013~2015年度は日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)海外学術調査採択「在欧日本仏教美術の基礎的調査・研究とデータベース化による日本仏教美術の情報発信」(研究代表者:ヨーゼフ・クライナー、研究分担者:小口雅史他)、さらに2016年度からは同「在欧日本仏教美術の包括的調査・デジタル化とそれに基づくジャポニズムの総合研究」(研究代表者:島谷弘幸、研究分担者:小口雅史他)によって維持・拡充が続けられています。

これまでも法政大学憲章に即した研究活動として、環境・自然・風土といった問題などに目を向けた研究を行っていましたが、2020年現在、本学の理系研究組織であるエコ地域デザイン研究センターと協力し、「江戸東京研究センター」の調査研究活動にも取り組んでいます。私は2018年度・19年度と江戸東京研究センター長をつとめました。その経験を生かし、新しい国際日本学の構築を目指しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

法政大学国際日本学研究所長
法政大学理工学部教授
横山 泰子
(第5代所長:2020年度~)

 

 

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歴代所長について

◆第4代所長 小口 雅史(2014年度~2019年度)

◆第3代所長 安孫子 信(2008年度~2013年度)

◆第2代所長 星野 勉(2004年度~2007年度)

◆初代所長   中野 栄夫(2002年度~2004年度)