【募集中】第7回アルザス・新世代ワークショップ「トランスナショナルな日本の空間/Transnational Japanese Spaces」報告者公募について(2024年9月8日締切)2024/07/02

報告募集要項

第7回アルザス・新世代ワークショップ
トランスナショナルな日本の空間
Transnational Japanese Spaces

▶募集要項のPDF版はこちらから 【日本語版】/【英語版

■開催:2024年11月8日(金)〜10日(日)
■会場:アルザス欧州日本学研究所(フランス)

■主催:
法政大学国際日本学研究所(HIJAS)
アルザス欧州日本学研究所(CEEJA)
「国際日本研究」コンソーシアム(CGJS)

報告者には、CEEJA(仏・コルマール市)への交通費・滞在費等が支給されます。


■概要

今年度のアルザス・ワークショップでは、人文社会科学から広く「トランスナショナルな日本の空間」に関わる研究報告を募集します。日本におけるトランスナショナルな空間がどのように歴史的に生まれ、現代において新たな発展を見せているのか、また、そうしたトランスナショナルな空間が日本の文化・アートにおいてどのようにイメージされ描かれてきたのかを考察していきます。現代社会では依然として国民国家は強大な器として機能し続けているものの、日本でも移民、留学生、観光客などの増加にともない、公的/私的、都市/地方、リアル/ヴァーチャル問わず様々な領域において新たなトランスナショナルな空間が生まれつつあります。とはいえ、こうしたトランスナショナルな空間は、歴史的にも存在し、商人たちの玄関口である港町、米軍基地が集中している地域、またエスニック・マイノリティの人々が多く居住する地域においては、人種・エスニシティが混ざり合う空間が絶えず生まれ作り替えられてきました。また逆に、日本人ディアスポラたちが、他の国や地域においてトランスナショナルな空間を作り出す主体となり、地域の人々と共に「日本人街」が生まれてきたことも見逃すことはできません。さらに、本ワークショップではトランスナショナルな空間における文化の役割についても注目していきます。文化は一方で日本人と外国人をつなぎ、ハイブリッド化するトランスナショナルな空間を生み出す重要な要素となります。他方で、日本文化におけるトランスナショナルな空間の表象、例えば、エスニックタウンなどが日本の映画、文学、マンガなどでどのように扱われているのかという点にも注意を向けていくことが求められます。これらは、トランスナショナルな日本の空間の一部の側面に過ぎませんが、広く本テーマに関わる報告を期待するとともに、ワークショップを通じて、ヨーロッパや他の地域と比較しながら「トランスナショナルな日本の空間」の特徴を捉えていくことを目指します。

◆基調講演(講演タイトルは変更される可能性があります)
● カーチャ・シュミットポット氏 (ルール大学ボーフム)
“Transnational approach to Japanese urban history”
● クリストフ・トゥニ氏(立命館大学)
“Planetary Imaginations of Postwar Japan”

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◆過去のワークショップ情報
● 2023:「現代日本のトランスナショナルな変容
2022:「日本のトランスナショナリズムと帝国
2021:「日本研究とトランスナショナリズム
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◆ワークショップ形式
● 報告者:10名程度(日本からは若干名)
● 報告時間:各40分(報告20分+質疑応答20分)
● 言語:英語、日本語、フランス語による報告・コメント(通訳なし)
● 司会:レギーネ・マチアス(CEEJA /フランス)、 髙田圭(法政大学)、坪井秀人(早稲田大学)
● コメンテーター:安孫子信(法政大学)、星野勉(法政大学)、ジョゼフ・キブルツ(CNRS-CRCAO)、小口雅史(法政大学)、エーリヒ・パウエル(CEEJA)、鈴村裕輔(名城大学)、髙橋希実(ストラスブール大学)、横山泰子(法政大学)

◆応募資格と応募方法
 応募資格:若手研究者を主な対象とする(大学院博士後期課程、博士研究員、博士号または単位取得満期退学後間もない者、など)
● 採択者については現地参加のための下記助成をおこなう
– CEEJAへの往復の旅費の支給(航空券は当方指定の運賃にて指定代理店より支給)
– ワークショップ期間中の宿泊費および食費の支給
応募方法:下記の応募書類一式を提出してください
– 報告タイトル(英語と日本語)及び報告要旨(英語300ワード、または日本語800字まで)
– 経歴書(研究・教育歴、研究業績等)書式は問わない
–  日本からの申し込み先: HIJAS事務室 (hijas-ws@ml.hosei.ac.jp)
–  欧州からの申し込み先: CEEJA Frédéric EBRARD (f.ebrard@ceeja-japon.com)

◆応募締め切り: 202498日(日)

◆本件に関するお問合せ先
法政大学国際日本学研究所
E-mail: hijas-ws@ml.hosei.ac.jp Tel: 03-3264-9682 https://hijas.hosei.ac.jp/
(*2024/8/10~8/19は事務室の夏期休業期間のため電話の受信ができません)
アルザス欧州日本学研究所 Frédéric EBRARD (CEEJA)
E-mail: f.ebrard@ceeja-japon.com  Tél. +33 (0)3 68 61 09 06 https://www.ceeja-japantech.eu

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