【開催案内】国際日本学研究所-新しい「国際日本学」を目指して(6)-第2回アルザス・ワークショップ「ヨーロッパにおける日本研究の現状と拠点形成のために-若手研究者たちに聞く」(2019年11月1日・2日)2019/10/23

法政大学国際日本学研究所
新しい「国際日本学」を目指して(6)

第2回アルザス・ワークショップ
「ヨーロッパにおける日本研究の現状と拠点形成のために-若手研究者たちに聞く」

私ども法政大学国際日本学研究所は、文部科学省21世紀COEプログラムに「日本発信の国際日本学の構築」が、文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業(学術フロンティア推進事業)に「日本学の総合的研究」が同時に採択された2002年に設立されましたが、「国際日本学」研究を次の段階に進めるべく、本研究所では新たな研究対象・分野・素材・人材などの開拓に乗り出すこととしました。当面、試行錯誤が続くと思いますが、一歩でも先へ進めることができればと考えています。

そうした企画の第六弾として、2019年11月1日-11月2日にフランスのアルザス・欧州日本学研究所(CEEJA)において、第2回アルザス・ワークショップ「ヨーロッパにおける日本研究の現状と拠点形成のために-若手研究者たちに聞く」を開催いたします。


▲チラシ(英文)
(クリックするとPDFデータをご覧いただけます)

 

■期間: 2019年11月1日(金)-11月2日(土)
■会場: アルザス・欧州日本学研究所 (フランス)
■主催: 法政大学国際日本学研究所(HIJAS),「国際日本研究」コンソーシアムアルザス・欧州日本学研究所(CEEJA)

今後これからの国際日本学(国際日本研究)のあり方を探るために、法政大学国際日本学研究所(HIJAS)は、昨年度に引き続き、アルザス欧州日本学研究所(CEEJA)、および国際日本研究コンソーシアムとの共催で、2019年11月1日―2日、CEEJAにおいて、とくに社会科学分野で個性的な日本研究を展開しているヨーロッパ在住の若手研究者6名に参集してもらい、彼らから、研究内容ばかりではなく、研究が行われている環境や条件についても語ってもらうワークショップを実施する。今回は日本からも、助言者として、社会科学分野で日本研究を手がける研究者2名に参加してもらい、基調講演等を通じて、若手研究者たちと対話を深めてもらう予定である。

発表参加してくれる日本からの研究者2名、また、ヨーロッパ若手研究者6名、さらに、彼らの発表を聞き、その場での問題の掘り下げに協力するシニアの研究者6名は、以下である(順不同)。

(日本からの研究者)
・楠綾子 AYAKO KUSUNOKI(国際日本文化研究センター)
・鈴村裕輔 YUSUKE SUZUMURA(名城大学)

(ヨーロッパ若手研究者)
・ファリーナ・フェリーチェ FARINA FELICE(イタリア・ナポリ大学)
・フィリス=マリア・グンゴル FILIS MARIA GOUNGOR(ギリシャ・アテネ大学)
・ホアン=ルイス=ロペス・アラングーレン JUAN LUIS LOPEZ ARANGUREN(スペイン・サラゴサ大学)
・ドゥンヤ=シャルバト・ダール DUNJA SHARBAT DAR(ドイツ・ボッフム大学)
・高田圭 KEI TAKATA(ドイツ・デュイスブルグ大学)
・杉山和也 KAZUYA SUGIYAMA(青山学院大学)

(聞き手となるシニア研究者)
・黒田昭信 AKINOBU KURODA (フランス、ストラスブール大学)
・ジョゼフ・キブルツ JOSEF KYBURZ (フランス、CNRS-CRCAO)
・レギーネ・マチアス REGINE MATHIAS (ドイツ、ボッフム大学)
・エーリヒ・パウエル ERICH PAUER(ドイツ、マールブルグ大学)
・小口雅史 MASASHI OGUCHI(法政大学)
・安孫子信 SHIN ABIKO (法政大学)

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◆November 1, 2019◆

9:30 Opening

10:00 Ayako KUSUNOKI (Nichi-Bun-Ken)
_«The End of the “Yoshida Doctrine”? Japan’s Foreign and Security Policy in the post­Cold War period »_

11:00 Kei TAKATA (University of Duisburg-Essen)
_ « Combinating Particurlarity with Universality in Japanese Studies »_

14:00 Juan Luis Lopez ARANGUREN (University of Zaragosa)
_« New research and post-graduate studies on Japanese Studies in Spain: challenges and opportunities »_

15:00 Filis Maria GOUNGOR (National and Kapodistrian University of Athens)
_«The study of the History of Economic Thought as a means of progress; getting to know better the economic ideas of contemporary Japan and world “instructors” »_

16:00 Felice FARINA (University of Naples)
_«Japan’s international relations of food: from food self sufficiency to gastrodiplomacy. The role of food in Japan’s postwar economic security and economic diplomacy»_

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◆November 2, 2019◆

10:00 Yusuke SUZUMURA (Meijo University)
_«Meaning and Possibility of Social Sciences in Japanese Studies and Education on Japan. »_

11:00 Dunja Sharbat DAR (Ruhr University Bochum)
_« Recreating Communal Ties : Shinto and Christian Communities in Fukushima after 3.11 »_

14:00 Kazuya SUGYIYAMA (Aoyama-Gakuin University)
_«Another Historical Origin of Japanese Literary Studies »_

15:00 General Discussion

17:00 Closing
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※詳しいプログラムのPDF版は以下からご参照ください。
詳細プログラム(英語版・PDF)/ Program(English・PDF)

 

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