【研究所訪問】渡辺延志氏の本研究所訪問(2018.10.22)2018/10/25

日時:2018年10月22日(月)

場所:法政大学国際日本学研究所(HIJAS)所長室

朝日新聞社の渡辺延志氏が2018年10月22日、本研究所を表敬訪問され、
小口と懇談した。渡辺氏とは筆者が弘前大学在職中以来の交遊があるが、私の法
政大学異動後も、渡辺氏がクライナー博士とも交遊があったこともあって、本研
究所主催の諸行事にしばしば足を運んでいただき、その内容を広く報道していた
だいた。

渡辺氏はまもなく朝日新聞社を退職されるとのことで、本研究所については最後
の取材となるようである。国際的な学界状況、研究状況の動向を踏まえて、国際
日本学研究の今後の動向について、種々意見交換をすることができた。

今回はとくに、国際日本学研究所が設立以来取り組んできた「日本のなかの異文
化」なかんづく「もう一つの日本」=「ひのもと」ともよばれる北方世界が中央
日本に与えた影響について、最新の研究動向についての取材を受けた。

この分野は日本史研究の中でも近年急速に発展してきた新しい分野であり、東京
ではほかにこの種の研究に取り組んでいる組織はないとのことで、引き続きの研
究の進化を期待しているとのことであった。

本日の取材の成果は、いずれ何らかのかたちで紙面を飾るとのことである。

【記事執筆:小口 雅史(法政大学国際日本学研究所所長、文学部教授)】

(左より渡辺延志氏、小口雅史所長)

※このインタビューについては後に朝日新聞(神奈川県版)2018年11月17日に掲載されている。

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