日時:2018年6月15日(金)
場所:法政大学国際日本学研究所(HIJAS)
(左より、小口雅史所長、辻正博氏)
京都大学教授辻正博氏が2018年6月15日、本研究所を表敬訪問され、小口と懇談した。
辻教授は、小口が研究代表を務める科学研究費基盤研究(B)海外学術調査「諸国探検隊収集・欧亜諸国保管西域出土史料の包括的再点検による東アジア史料学の革新」における研究分担者の一人であり、今回、静嘉堂文庫での原本学術調査で上京したのをきっかけに、本研究所を訪問され、小口が本研究所のデータベースサービス(通称、電子図書館システム)の一環として公開している「在ベルリン吐魯番出土漢文世俗文書総合目録」の今後の展開について、意見交換した。
上記科研は今年度が最終年度であり、海外から複数の研究者を招聘し、国際シンポジウムを法政大学で開催することを企画している。その対象の中心となるものが在ベルリントルファン文書である。
そこでそのシンポでの成果を反映させた吐魯番文書データベースの設計が望ましい、ということで意見が一致した。今後さらに細部を詰めていきたい。
なお会談終了後、本研究所のサーバー室や共同研究室をご案内し、デジタル化の最前線をみていただき、今後の作業方法についていろいろ議論を交わすことが出来た。
【記事執筆:小口 雅史(法政大学国際日本学研究所所長、文学部教授)】
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