【開催報告】法政大学国際日本学研究所 王敏研究室主催「周恩来の詩<雨中嵐山>から隠元禅師へ」研究会(2018年11月7日)2018/11/21

■日時 2018年11月7日(水)16時―19時

■会場 法政大学九段校舎別館3階会議室6

■主催
 法政大学国際日本学研究所 王敏研究室

■協力 黄檗文化促進会

【開催内容】

王敏研究室では、「混成文化」(青木保)の日本について、多方面の角度から考察・検証を積み重ねてきたが、今回の研究会では、「周恩来の詩<雨中嵐山>から隠元禅師へ」というテーマで開催した。

隠元禅師の研究を続ける中国・廈門(アモイ)大学哲学学科の林観潮准教授と王敏が報告した。最初に、林観潮准教授は「隠元禅師に何を学ぶか」という題で発表した。隠元の人間像を分析して史実と文献記載に踏み込み、日中文化の「混合」を指摘された。

次に王敏が、<周恩来の日本留学時代の詩「雨中嵐山」(1919年)に隠れている地図>というテーマで報告した。京都へ旅行した青年周恩来が「雨中嵐山」に詠んだ深層の意味を解析した。隠元の弟子高泉の詩と響きあうとした。王敏が京都や中国の関係地を現地調査したうえでの考察であった。

両報告はいずれも日中文化の「混成」に着眼している。王敏による周恩来と嵐山との考察は、林観潮准教授による隠元と弟子たちの活動とのつながりの指摘とあいまって、今後の共同研究の方向を示唆した。

【記事執筆:王敏(法政大学国際日本学研究所専任所員、教授)】

  

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