【開催報告】〈日中「混成文化」の現代的価値を考える〉講座(2020.2.3)2020/02/10

【開催報告】〈日中「混成文化」の現代的価値を考える〉講座(2020.2.3)

日時: 2020年2月3日(月)13:00-16:00
場所: 法政大学国際日本学研究所 研究所会議室6
報告:Kulneva Polina(ロシア科学アカデミー東洋学研究所日本学研究センター研究員、法政大学交換研究員)

主催: 法政大学国際日本学研究所王敏研究室
司会: 王敏(法政大学国際日本学研究所専任所員、教授)

【報告内容】
日中関係は親密であり、複雑であり、どの角度から見てもおもしろい。よって、2012年にロシア科学アカデミー東洋学研究所の日本学研究センターに入って以来、日本と中国の経済関係を始め、主に日中関係の現状、政治問題の経済関係への影響、日本人と中国人の「印象比較」(ロシアの専門用語)、日本語と中国語の経済用語比較などを含め、日中関係を多角的に研究してきた。

だが、この頃、歴史や、文化、社会、言語にも手を広げた。日中の経済関係は歴史と文化のもとに成り立っていて、政治が経済に影響を与え、逆に政治が経済関係の影響を受け、文化の違いが人間関係や交流に大きい影響を与えていることが認識できたからである。

また、ロシアから見れば、今の国際関係の中で中国も日本も極めて重要なパートナーであるため、中国と日本に対する研究、また、日中関係の研究が極めて重要になってきているという認識を深めた。

【記事執筆:王敏 法政大学国際日本学研究所専任所員、教授】


(左よりKulneva Polina氏、王敏氏)

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