【研究所訪問報告】アダム・バルカット教授の来訪(2015.10.6)2015/10/21
アダム・バルカット教授の来訪
2015年10月6日(火)、バングラデシュのダッカ大学日本研究センター所長(JSCDU)のアブル・バルカット教授がHIJASを来訪しました。
今回の来訪は、2014年9月6日(土)にバングラデシュを訪問した安倍晋三首相が共同声明を発表した際、学術交流に言及していることを受け、ダッカ大学日本研究センター所長であるバルカット教授が日本の大学との交流を実現させるために来日し、日本研究の専門機関であるHIJASが提携先の候補に選ばれたために実現しました。
参加者は、ダッカ大学側がバルカット教授と、バルカット教授を招聘した国際交流基金の麦谷真理子・日本研究・知的交流部アジア・大洋州チーム長代理、HIJAS側が小口雅史所長、貝塚一郎課長、高畑圭子・グローバル教育センター事務部長、鈴村裕輔客員学術研究員でした。
バルカット教授はバングラデシュを代表する経済学者で、JSCDU所長やダッカ大学経済学部教授のほか、アブル・バルカット自由と進歩財団(Abul Barkat Peace and Progress Foundation)を創設して社会活動に貢献し、2009-2014年にはジャナタ銀行総裁を務めるなど、学術・実務の両面で功績を挙げています。
会談では、バルカット教授の自己紹介に続いてダッカ大学日本研究センターやダッカ大学の概要が説明され、HIJAS側から高畑部長による法政大学の国際交流への取り組み、鈴村客員学術研究員がHIJASの活動を伝えしました。
その後、今後の取り組みについて意見の交換が行われ、ダッカ大学日本研究センターとHIJAS、ダッカ大学と法政大学とが今後の交流の促進に務めることが確認されました。
【記事執筆:鈴村裕輔(法政大学国際日本学研究所客員学術研究員)】
前列左より:バルカット氏、小口氏
後列左より:麦谷氏、鈴村氏、高畑氏