国際日本学研究叢書15

国際日本学研究叢書15
『地域発展のための日本研究−中国、東アジアにおける人文交流を中心に−』

(2012年3月30日発行)
総論
東アジアの変化と日本研究に求められる対応−「日本意識」の現在/王 敏
第一部 中国、東アジアにおける日本研究の現在 
◆台湾における日本観の交錯−族群と歴史の複雑性の視覚から/黄 智慧(鈴木洋平・森田健嗣訳)
◆香港における日中関係研究/呉 偉明
◆台湾から見た日本の軌跡/吉川 由紀枝
◆憧憬と自意識と−長崎における江戸文人太田南畝の中国意識を例に /小林 ふみ子
第二部 日本の企業文化と日本語教育の現在
◆中日間経済合作における文化摩擦に関する研究−教育現場における日本企業文化への理解のため/劉 俊民 許 恵玉
◆日本語での非対面型ビジネスビジネスコミュニケーションについて−異文化環境に適した人材育成のために/郭 勇
◆中国における多文化共生教育としての年少者日本語教育の試み/山田 泉
◆中日の経済協力関係−現状、課題及び展望/張 季風
第三部 人文交流の現状に対する提言(一) 大連の地域性を活性化するためのアプローチ
◆中国における二宮尊徳思想の実践研究の展開と意義−大連を中心に/秦 頴
◆近代日本文人と大連−夏目漱石、中島敦、清岡卓行を例に/劉 振生
◆清岡卓行と大連/藤村 耕治
◆日中文化交流の昔と今−文化異同と異文化理解のために/王 秀文
第四部 人文交流の現状に対する提言(二) 体験文化の知恵と教訓を生かしていく
◆日中の広告表現の比較/福田 敏彦
◆日本文学研究会創立当時の思い出/呂 元明(劉春英・呉佩軍訳)
◆羊・馬・蛇の象徴精神−現代中国人の動物観を「参照枠」に/王 敏
おわりに
◆歴史的・文化的差異と相互理解/王 敏